QUESTION
瓦屋根からどれくらい軽量化できる?
現在、瓦屋根の葺き替えを検討中のお客様も多いと思いますが、葺き替えを検討中のお客様からよく頂くご質問があります。それは、「葺き替えした場合、どのくらい軽量化できるの?」ということです。
そこで、実際にどのくらい軽量化されるのかを、新設する屋根材をディーズルーフにした場合で計算してみました。
瓦屋根の重量
本体瓦(約42.2坪) 1枚=2.7kg 1坪=56枚 |
瓦枚数・約23000枚 計6.21t |
のし瓦・棟瓦1枚=1.9kg 寸法265*205 |
31mあたり116枚 棟瓦含め3段扱い 116*3=348 |
348 + 45枚 = 393 393枚*1.9枚=746kg |
南蛮漆喰 比重1.67 200W*100H*31m |
約0.6m3 0.6m3*1.67=1t |
6.21t + 746kg + 1t = 7.956kg(総重量) |
ディーズルーフの重量
ディーズルーフ本体 m2= 6.5kg |
6.5*136m2=884kg 計884kg |
ラーチ合板 1枚= 13.8kg 約80枚使用 |
80枚*13.8kg=1.1t 計1.1t |
改質ルーフィング 1本=21.5kg 8本使用 |
8本*21.5kg=172kg 計172kg |
884kg + 1.1t + 172kg = 2.156t(総重量) |
差引合計 5.8kg 軽量化
こちらは、一般の戸建住宅に住むお客様の試算表です。本体瓦や漆喰などを細かく計算していきました。その結果、約6tの軽量化を図れることが分かりました。そもそも、8tもの屋根材が乗っていたことに驚かれるお客様も多いと思います。
※この試算表はあくまでも今回のお客様のお住まいの結果によるものです。屋根の面積や新設する屋根材によって変わってきますので予めご了承ください
MERIT
葺き替えのメリット
01地震対策につながる
地震が発生した場合、重い屋根材であると激しく揺れるため、家が倒壊する恐れがあります。
軽い屋根材に葺き替えることで、地震の揺れを抑えることができます。
02家の寿命のアップ
屋根が新築時と同じになるため、お住まいが長持ちするのです。
メリットがあれば、塗装よりもコストがかかってしまう・・・といったデメリットもありますが、瓦屋根にお住まいの方や雨漏りにお困りの方、屋根自体の傷みが進んでしまっている方、葺き替えもご検討されてみてはいかがでしょうか?